ちょっと自慢できる、ユニークな自由研究をしませんか?
<夏休み自由研究ヒント集>
 
こちらもご覧下さい→
 
生き物(動植物)などの名前調べだけでは満足できない…
そんなあなたにおすすめする、夏休み自由研究ヒント集
身近な街なかの公園や、庭先にも自然はあるのだ!
協力:NPO法人自然観察大学
夏休みには、ほかのみんなと一味違った、ちょっと自慢できる自由研究をしたい…
名前だけではなく、そのくらしぶりや生息環境、周囲の生き物どうしのかかわり、さらには自然界での位置づけを理解したい…
そんな生物好き、生物マニアのあなたへ、素敵なヒントを贈ります。
参考図書とあわせて、ベストなアドバイスになるのでは?
そのうえ、研究を進めている間に困ったことが起きたら、自然観察大学の先生方(=参考図書の著者陣)が、相談に乗ってくれるはず! これで鬼に金棒!"
  連絡先:自然観察大学事務局 jimu@sizenkansatu.jp(平日昼間のみ)
観察記録のポイント:次の項目は必ず書きとめておこう
いつ :日時
  どこで :場所、環境
  なにが :生物名、生育ステージ
  どうした :状態、行動
  コメント :意見、感想など自分が大事だと思ったこと
詳しくはこちら→→→
 
 
 
昆虫
初級
身近な昆虫の名前を調べる
公園や庭などの身近なところで昆虫やクモを探してみよう。
花だんや生け垣、水場など、はじめはエリアを決めて調べてみるとよい。
図鑑で名前を調べて、詳しく記録してみよう。名前がわからない時でも○○の仲間と記しておこう。
参考図書「昆虫探検図鑑1600」「昆虫博士入門」「校庭の昆虫」
 
初〜中級
クズに来る昆虫を調べる
クズの花、葉や茎にはいろいろな昆虫が来る。観察できた昆虫の名前を調べてみよう。
名前がわかったら、花や葉、茎など、クズのどの部分にいて、何をしていたのか記録しよう。
※ クズだけでなく、ヤブガラシなどほかの植物でも観察してみよう。
参考図書「昆虫探検図鑑1600」「昆虫博士入門」「校庭の昆虫」
クズの花に来たホソヘリカメムシ
中級
樹液に集まる昆虫
雑木林のクヌギやコナラなどの樹液には、チョウやカブトムシなどいろいろな昆虫が集まる。
時間を決めて何度も観察して、昆虫の種類数と数(個体数)を調べてみよう。
時間帯によって顔ぶれが違うのがわかるだろう。
時間帯と種類数、個体数の変化をグラフにまとめても面白い。
参考図書「昆虫博士入門」「校庭の昆虫」「昆虫探検図鑑1600」
樹液に集まる昆虫
中級
セミの抜け殻調べと羽化の観察
公園などでよく目にするセミの抜け殻。
くわしく観察すると、抜け殻から種類名を調べることができる。
観察できた抜け殻の種類と数を地図にしてまとめ、傾向を考えてみよう。
運がよければセミの羽化シーンに遭遇できるかも…
ドラマチックな羽化の観察は、夏休みだからこそできる!
参考図書「校庭の昆虫」
アブラゼミの抜け殻
上級
色や形が何かに似ている昆虫(擬態)
テントウムシに似た昆虫、ハチに似た昆虫、木の枝に似た昆虫…
姿形、色のパターンを何かに似せた昆虫はたくさんいる。
これは擬態(ぎたい)といって、昆虫たちが生き残るためのたいせつな戦略だ。
似ているものを探して、その名前と似た相手を調べてみよう。
何のために擬態しているのか、考えてみよう。
参考図書「昆虫探検図鑑1600」「昆虫博士入門」「校庭の昆虫」「校庭の生き物ウォッチング」
テントウムシとそれに似たハムシ
「昆虫博士入門」より
上級
アブラムシの生態観察
アブラムシは小さくて目立たないが、ルーペを使ってくわしく観察すると面白い。
アブラムシと植物の関係を調べてみよう。植物名がわかるとアブラムシの種類が分かりやすい。
集団で生活しているが、それはどのような構成か? (翅の有無、成虫・幼虫など)
アブラムシを食べる昆虫には、どんなものがいるか? アブラムシの対抗手段は?。
卵胎生で子どもを産む(産仔)シーンの観察も面白い。
参考図書「アブラムシ入門図鑑」「校庭の生き物ウォッチング」
シラヤマギクアブラムシ
「アブラムシ入門図鑑」より
上級
昆虫の食べ物と食べ方観察
花の蜜や樹液を吸う昆虫が目立つが、それらはほんの一部。
葉や茎を食べる、生きた昆虫をとらえて食べるなど、実に多様なものを食べている。
くわしく観察すると、食べものによって口の形や、食べ方が違うことに気づくだろう。
小さい口は観察しにくいが、ルーペや実態顕微鏡でチャレンジしてみよう。
※ 同じ昆虫でも、成虫と幼虫で食べものは違うのだろうか。
参考図書「昆虫博士入門」「校庭の昆虫」「昆虫探検図鑑1600」
カブトムシの口とセミの口
「昆虫博士入門」より
『昆虫探検図鑑1600』著者・川邊透さんのHP『昆虫エクスプローラ』内にも自由研究のヒントがあります!
昆虫の自由研究ネタ特集 
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植物
初〜中級
雑草の名前調べ(1)
自宅の庭や校庭、公園などの雑草の名前を調べよう。
名前がわかったら、似た雑草をタイプ別に整理してみよう。
ロゼット型・低く広がる・直立して伸びる・枝分かれ・群がる・つるを伸ばす…などのタイプだ。
参考図書「新・雑草博士入門」「校庭の雑草」「新版 形とくらしの雑草図鑑」
 
「新・雑草博士入門」より
中〜上級
雑草の名前調べ(2)
自宅の庭や校庭、公園などの雑草の名前を調べよう。
名前がわかったら、名前調べ(1)と同じように似た雑草をタイプ別に整理してみよう。(生育型による整理)
次に、雑草の種類をイネ科、キク科などの科ごとに整理する。(系統分類による整理)
二つの方法で整理した結果をくらべてみよう。
参考図書「新・雑草博士入門」「校庭の雑草」「新版 形とくらしの雑草図鑑」
 
中級
雑草の七変化
同じ種類の雑草でも、踏まれやすいところとそうでないところでは形が違う。
小さくて低い形、大きくて高く伸びる形などだ。
踏みつけ以外でも、日なたと日蔭、畑地と空地など条件によって異なる。
条件次第で柔軟に姿を変えるのは、雑草の特徴のひとつだ。
参考図書「新・雑草博士入門」「校庭の雑草」
 
中〜上級
雑草の分布調査
家の庭などで、場所ごとに雑草の種類とその数(個体数)を調べ分布図をつくる。
日なたや日陰、踏まれるところなど、環境によって生育する雑草の種類が違ってくる。
仲間どうしで調査すれば、広い校庭や公園などでも調査できる。
結果をまとめると、いろいろなことが見えてくる。
参考図書「校庭の雑草」「校庭の生き物ウォッチング」
雑草の分布調査(校庭の雑草」より)
中〜上級
雑草の茎の断面調査
中空の茎や角張った茎、とげのある茎…
一見すると同じように見える茎にも、いろいろなタイプがある。
身のまわりの雑草の茎を調べてみよう。
そしてその形の意味(強み)を考えてみよう。
参考図書新・雑草博士入門」「校庭の雑草」
 
初〜中級




初〜中級

身近なつる草調べ(1)
フェンスにからんだり、植え込みや薮をおおうつる草。
身近なつる草の名前を調べよう。
つる草の強みと弱みも考えてみよう。
参考図書新・雑草博士入門」「校庭の雑草」

身近なつる草調べ(2)
つる草は他物にからんで伸びるが、からみ方にはいくつかのパターンがある。
名前調べで物足りないなら、パターンごとにまとめてみよう。
くわしく観察すると、それぞれに工夫があることがわかる。
参考図書新・雑草博士入門」「校庭の雑草」
ヤブガラシ
中級
葉を開閉する植物
葉を閉じると言えばネムノキだが、クズやカタバミ類も葉を閉じる。
どんなときにどんな閉じ方をするか、それは何のためか。
参考図書新・雑草博士入門」「校庭の雑草」
葉を閉じはじめたクズ
上級
植物の雌と雄
キキョウの花は、一つの花に雄しべと雌しべがある両性花だが、雄しべが先に熟し、雌しべが遅れて成熟する。
雄性先熟といって、同じ花での自家受粉を避ける仕組みだ。
オオバコはこれと反対に雌しべが先に熟す雌性先熟の両性花。
エノキグサのように雄花と雌花に分かれるものや、個体ごとに雄雌が分かれる植物もある(雌雄異株)。
身のまわりの雄と雌とを調べてみよう。
参考図書新・雑草博士入門「校庭の雑草」「新版 形とくらしの雑草図鑑」「写真で見る植物用語」
キキョウの花
上級
花のつくり
ヒメジョオンはたくさんの花が集まって頭花(頭状花序)となっている。
頭花のつくりを詳しく見てみよう。(舌状花と管状花、そのつき方と割合、開花の順序)
キク科植物の頭花にはどんなパターンがあるだろう。
キク科以外の植物はどうなっているだろう。
参考図書新・雑草博士入門「校庭の雑草」「新版 形とくらしの雑草図鑑」「写真で見る植物用語」
ヒメジョオンの頭花
中〜上級
カタバミの種子散布
カタバミの熟した果実に触れると、はじけて種子を飛ばす。
どのくらいまで飛ぶのか、距離を測ってみよう。
カタバミとよく似たオッタチカタバミという植物もある。飛ばし方に違いがあるかくらべてみよう。
種子を飛ばすメカニズムはどうなっているか、ちょっとややこしいが調べてみよう。
参考図書新・雑草博士入門「新版 形とくらしの雑草図鑑」
カタバミ類の種子散布
上級
いろいろな種子散布
カタバミのようにはじけて種子を飛ばすほかに、種子散布にはいろいろな手段がある。
風に乗って飛ぶ、雨滴や水の流れに乗るものや、動物が食べて運ばれるもの、とげで服や動物にひっついて移動するもの、もちろん自然落下のものもある。
種子散布は繁殖のために重要だ。
身のまわりの植物の繁殖戦略を調べてみよう。
参考図書新・雑草博士入門「新版 形とくらしの雑草図鑑」「写真で見る植物用語」
アレチヌスビトハギの果実のとげ
中〜上級
種子の数を調べる
植物の種類によって種子の数はどう違うか、調べてみよう。
同じ種類の植物でも個体の大小で違ってくるから、いくつかの個体で数える必要がある。
例えば雑草のスベリヒユや、同じ仲間のマツバボタンで調べてみよう。
メマツヨイグサではどうだろうか。数が多くてたいへんだが、ひとつの果実にいくつの種子があるかを数え、そして果実の数を数える。それらを掛け算すれば、個体のすべての種子の数が分かる。
種類ごとに種子数の平均値を算出し、前項の種子散布との関係を考えてみよう。
参考図書新・雑草博士入門」「校庭の雑草」「新版 形とくらしの雑草図鑑
スベリヒユの果実と種子
初〜上級
花を植物学の眼で観察する
花だんやプランターの花だって、観察対象になる。
・気になる花を選んで、植物の分類上では何科に属するか調べてみよう。(初級)
・所属する科がわかったら、身近な植物で同じ仲間を調べてみよう。(初級)
・花弁は? がくは? 雄しべと雌しべは?(中〜上級)
身近にあって観察しやすいが、植物学の眼で見ると奥は深い。
参考図書「校庭の花」「写真で見る植物用語」
 
初〜上級
野菜やくだものを植物学の眼で観察する
スーパーに並ぶ野菜やくだものだって、観察対象になる。
・レタスやキャベツなどの野菜は植物の分類上では何科に属するか?(初級)
・トウモロコシのひげは何者か?(中級)
・イチゴの表面についている粒はタネのように見えるが?(中級)
・プランターなどで育ててみよう。花から実へどう育っていくか、継続して観察しよう?(中〜上級)
・モモとナシの食べるところの違いを、植物学の眼で見てみよう。ブドウは?ミカンは?(上級)
野菜やくだものは身近にあって観察しやすいが、植物学の眼で見ると奥は深い。
参考図書「校庭の作物」「校庭のくだもの」「写真で見る植物用語」
 
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動物
初〜中級
昼と夜の生きもの観察
夜になると活発になるダンゴムシやナメクジを観察しよう。庭先など身近な場所で観察できる。
クモやカエルなどの仲間でも夜に動き出すものがいる。
昼と夜で、観察できた生きものを調べてみよう。
彼らは昼間はどこにいるのだろうか。夜になるとなぜ動きはじめるのだろうか。
参考図書「校庭の生き物ウォッチング」
 
中〜上級
校庭や庭先で分解と循環を観察する
身近な場所にどんな生態系があり、どんな物質循環をしているか、調べてみよう。
地面に小動物や昆虫の死がいがあればしめたものだ。それがどうなるか、じっくりと継続観察する。
野菜や生肉など、食べものの残りくずを地面に置いてもよい。
どんな生物が現れるかを観察し、それらがどんな役割を果たしている考えよう。
分解と循環は、自然界で重要な問題であることを理解したい。
参考図書「校庭の生き物ウォッチング」
 
中〜上級
身近な野鳥、カラスを観察しよう
野鳥の中で、大きくて観察しやすいのがカラスだ。
身近なカラスには、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類いる。
見た目の違いや見かけた場所の違いなど、くらべてみよう。
食べ物をたくわえたり、遊びをするカラスなど、面白い生態が観察できるかも…
参考図書「野鳥博士入門」「校庭の野鳥」
ハシブトガラス(右)
ハシボソガラス(左)
 (小椋緑)
上級
野鳥の食べものを調べてみよう
公園や家のまわりなど身近な場所でも観察できる野鳥。
遠くから見るだけでなく、止まり木やねぐらの下で糞を集めて調べてみよう。
糞を洗って茶こしなどで濾してみると、野鳥が何を食べたかが見えてくる。
野鳥の種類によって、どんなものを食べているのか、双眼鏡で観察してみよう。
参考図書「野鳥博士入門」「校庭の野鳥」「校庭の生き物ウォッチング」
 
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岩石(石ころ)、菌類(カビ・キノコ)
初級
身近な石ころの多様性調べ
川原や海辺はもちろんだが、街なかだって石ころはたくさんある。
建物や歩道、敷石の砂利など、私たちの周りは石ころだらけだ。
水で洗って、タワシで磨いて、観察してみよう。
石ころの名前は分からなくても、形や色、模様などで分けてみると、何かが見えてくるだろう。
参考図書「石ころ博士入門」
濡らしてみると…
「石ころ博士入門」より
中級
身近な石ころの名前調べ
前項の石ころの名前調べにチャレンジしよう。
ルーペや実態顕微鏡を使って、石ころに含まれている粒(鉱物)を観る。
火成岩、堆積岩、変成岩…まずはその大まかな見当がつけばしめたものだ。
石ころの名前調べは難しいが、チャレンジする価値はある。
石ころの名前が分かると、見慣れたハズの世界が違って見える。
参考図書「石ころ博士入門」
 
上級
石ころの成り立ちを考える
名前が分かったら、石ころの成り立ち(でき方)を考えてみよう。
さまざまな手がかりを組み合わせ、石ころや地形の成り立ちを推理する。
キミが採集した石ころは、何億年も前からそこにあったものかもしれないのだ。
参考図書「石ころ博士入門」
桜島の噴火
「石ころ博士入門」より
上級
石ころのふるさと調べ
川原の石ころはどこから来たのか? おそらく上流から流されてきたものだ。
まずは石ころの名前を知り、上流へさかのぼって探索してみよう。
石ころのふるさと(露頭:ろとう)に出会えるかもしれない。
参考図書「石ころ博士入門」
「石ころ博士入門」より
初〜中級
くらしに役立つカビを探そう
鰹節やチーズ、味噌やしょうゆなど、これら発酵食品はカビの力を借りたもの。
食べものだけでなく、医薬品でもカビの仲間が活躍している。
私たちの生活に密着しているカビ(菌)を探してみよう。
カビを利用して作られたものを、ジャンルごとに整理してみよう。
参考図書「カビ図鑑」
鰹節 「カビ図鑑」より
中〜上級
カビを捕まえてみよう
水の中に住むカビには、「鞭毛(べんもう)」という小さな毛で餌を探して泳ぎ回るものがいる。
えさを使ってカビを釣り出す「釣菌法」で、実際にカビを捕まえてみよう。
顕微鏡があれば、スケッチしてみよう。
参考図書「カビ図鑑」
 
中〜上級
手のひらにもカビがいる?
カビはいたるところに生息しており、私たちの手には様々なカビがついている。
どんなカビたちがいるのか、育てて観察してみよう。
またそのカビがどこから来たのか考えてみよう。
参考図書「カビ図鑑」
マッシュポテト 「カビ図鑑」より
初〜中級
夏のキノコを探そう
キノコは秋のものと思われがちだが、夏にもたくさんのキノコが見られる。
街中のマツ林やシイ・カシの林を探してみよう。
見つけたキノコを写真に撮ったり、採取して乾燥標本を作ろう。
どんな種類のキノコかを調べてみよう。
参考図書「きのこ博士入門」
夏のキノコの代表、タマゴタケ
初〜中級
キノコの胞子の標本作り
シイタケやエリンギなどの身近なキノコの胞子を採集してみよう。
胞子を作る部分の模様を紙の上に写し取る「胞子紋」だ。
野生のキノコの中には、傘の裏がひだではなく美しい網目模様になっているものも多い。
いろいろなキノコで胞子紋を作ってみよう。
参考図書「きのこ博士入門」
胞子紋 「きのこ博士入門」より
中〜上級
キノコの成長を観察する
キノコの仲間には、かなりのスピードで成長するものも多い。
つぼみ状のキノコを見つけたら、成長のようすを観察しよう。
傘から広がるものや柄が伸びるもの、卵状の殻を破って出てくるものなどドラマチックだ。
ていねいに観察し、記録してみよう。
参考図書「きのこ博士入門」
 
初〜上級
季節の生きものを観察する
観察した生きものを記録しておこう。
記録しておけば、あとからもチェックができる。できれば毎日つづけよう。
できるだけでいいので、名前を調べよう。
行動や生態まで観察し、記録できれば、あなたはもう上級者だ。
参考図書「季節の生きもの観察手帖」
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