本の紹介

花からたねへ―種子散布を科学する―

小林正明/著

花からたねへ―種子散布を科学する―

小林正明/著
発行年月
2007年
定  価
2,500円+税
判  型
A5
ページ数
248ページ
I  S  B  N
978-4-88137-125-1

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種子散布のいろいろを紹介するだけでなく、「花」のどの部分がどう変化して種子散布器官になったかを明らかにしながら種子散布を解説します。
■多くの写真と模式図を使い種子散布のプロセスを解説。
■花器官と種子散布器官の関係を明らかに。
■28本のコラムで種子散布のこぼれ話を紹介。
Ⅰ花から果実、種子へ
  1 花のつくりと進化
    花のつくりと花器官のはたらき/花ができるまで/子房の下降/さまざまな花
  2 花から果実へ
    花から果実ができる/果実のつくり/胚珠から種子へ
  3 種子のつくりとはたらき
    種子のつくり/種子の休眠/仮種皮をもつ種類/裸子植物の花のつくり

Ⅱ種子散布のさまざまな方法
  1 風を利用する
    毛で飛ぶ/翼で飛ぶ/鞘などで風を受ける/種子が微小で飛ぶ
  2 動物に散布してもらう
    動物に食べられて(被食散布)/食べ残し散布/アリに運ばせる(アリ散布)/かぎで動物にくっ付いて(付着散布)/粘液で動物にくっ付く(付着散布)
  3 水を利用する
    雨による散布/水に浮いて移動する/水中に浮遊したり、沈む/その他、器官が複合したもので水散布
  4 自分の力で散布
    はじき飛ばす/つるで散布/確実性を求めて地中へ

付章 果実や種子をつくらない植物
    栄養体繁殖だけをするもの/種子と栄養態繁殖をするもの
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