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救荒雑草
飢えを救った雑草たち

佐合隆一/著
A5判 192ページ
カラー口絵32ページ
定価1,800円+税
ISBN978-4-88137-151-0
 身近なところに生育している雑草には、薬草としての効能がある種や食用にできる種が多く含まれています。これらの種は、人間が利用するために、身近なところに生育させてきた歴史的経過があると思われます。
 人類が食糧飢餓に瀕するような事態に、食用にできる植物として古来伝えてきた「救荒植物」は、人類が残すべき植物としてリストアップしておく必要があるという思いから本書は編纂されました。
 「救荒植物」については江戸時代から第二次世界大戦まではいくつかの文献が残されています。しかし、飽食の時代となった今日ではまったく省みられない存在になってしまい、文献もほとんど残されていません。そこで、「救荒植物」が「雑草」の中に多く存在していることから、本書では身近な雑草を中心に、人類の食糧危機を救ってきたことが史実上記載のある264種を取りまとめました。

本書の特長

救荒雑草とは、我々が日常食べている農作物が、干ばつ・冷害・水害などのために稔らなかった凶作の年に、飢えを凌ぐのに役立った雑草のことです。
とかく駆除の対象となりがちな雑草の中には、薬草や食用となる種が多く 存在します。本書では、それらの中から史実上記載のある種(救荒雑草)をまとめて掲載しました。
飽食の時代といわれる今日、戦中‐戦後の食糧危機時を経験した世代が少数となり、救荒植物への興味が薄れ、スーパーや八百屋で販売されるものしか食べない世代へ変りつつあり、食の歴史を考える上でも救荒植物として史実 に残った植物を後世に残したい思いでつづった植物誌です。
身近な雑草を起点として救荒植物と接することができるように、草本植物を主に取りあげ、記載しました。

 

目  次

カラー口絵 
1. 栽培植物とは
2. 現在の野菜と雑草
3. 安全な食べ物
4. 救荒植物研究の歴史
5. 救荒植物種の特徴
6. 救荒植物を知ることの意義
7. 救荒植物の食べ方
8. 救荒植物の食品成分組成
草種別の解説
 
・シダ植物 内容見本
・単子葉植物
・双子葉植物
飢餓年譜
【正誤表】